がうす通信第110号(2011/8/6)


携帯電話の電磁波

脳腫瘍が20年後には20倍に急増 専門家が警告
                                  【英サイト Mail Online 2011614日から】
  6月はじめ、世界保健機構(WHO)は携帯電話の電磁波が癌を引き起こす可能性があるとはじめて警告し、ユーザーに携帯電話の使用を制限するよう促した。
  これは、1日に15分間の携帯電話の使用でも脳腫瘍の発症率の増加の可能性があることを認めた13カ国の専門家たちによるインターフォン研究に基づくものである。
  しかし、多くの携帯電話の使用者に関してはこの報告が手遅れかもしれない。というのは、癌細胞が成長するのに15年から20年かかるからだ。
  英国の電磁波問題NPOパワーウォッチの技術者グラハム・ランバーンは次のように言う。
  「この研究は、携帯電話のヘビーユーザーが最もリスクが高いこと、さらに1日たった15分間の使用でも脳腫瘍の発症率が上がることを明らかにした。15分間はもはや長時間とは言えない。毎日、15分以上、携帯電話を使っている人はたくさんいる。もしこの研究結果が正しいとすれば、それは時限爆弾をかかえているようなものだ」
  20年後、脳腫瘍になる人の数は20倍近くになるだろう。 公衆保健機関は即刻、行動を起こすべきだ」
  国際研究を率いたエリザベス・カーディスは言う。
  「神経膠腫として知られる脳の腫瘍の増加は、電磁波の暴露量が高いユーザーの20%に見られた。脳腫瘍は携帯電話を使うほうの耳の近くにできやすい。携帯電話機を一日、15分間、7年間、使った人たちは神経膠腫の発症率が72%の増加を見せた」
  専門家たちはこの数字の高さから、この結果は偶然とは見なしがたい。つまり、携帯電話の使用の結果と思ってほぼ間違いないだろうと論じた。また、実際の癌リスクの割合は研究が発表された時よりもさらに10%は高くなっている可能性があると言う。
  神経膠腫は命にかかわる。治療しても、ふつうは発症して3年から5年のうちに死んでしまう。
  現在、英国の脳腫瘍の発症率は10万人に7・7人である。もし脳腫瘍レベルがこれから7年間で72%上昇したら、英国で脳腫瘍を患う人たちの数は現在の2223人から3824人へと増加すると見られる。女性の場合は現在の1699人が2922人に増加するだろう。
  携帯電話オペレーター協会の広報担当者は、この結果について、デイリー・エクスプレスで反論した。「報告者は彼らの結果は不確かなので、因果関係を証明するには追研究が必要であると強調している」「最近ヨーロッパ7カ国が行った同様の分析では脳腫瘍の箇所と携帯電話の位置との相関はなかった」「携帯電話の使用の伸びにもかかわらず、長期の癌の登録データからは、脳腫瘍率の増加は見られない点は重要である」
  別の広報担当者は、インターフォン研究の結論で述べているのは、長期間にわたる頻繁な携帯電話の使用による健康影響に関してはさらなる研究が必要という点であると主張し、産業界はWHOの調査計画に基づくさらなる研究を支援していると述べた。