がうす通信第114号(2012/4/21)


スマートメーター導入   仕様について意見募集

東電と原子力損害賠償支援機構が一緒に!?  

東京電力は原子力損害賠償支援機構と連名で「スマートメーター通信機能基本仕様に関する
意見募集」を行なっている(3月21日)。

 あたかも東電は配電線網の所有を当然のように前提としており、
それを原子力損害賠償支援機構も容認し、というよりほぼ合併しているように見える。

http://www.tepco.co.jp/cc/press/betu12_j/images/120321j0401.pdf

意見募集要領は、技術的知見を持つ方が対象などとしているが一般消費者の質問には回答し
た。以下はガウスネットの会員から問答の記録。

通信方式として、無線マルチホップ方式、PLC方式、1:N無線方式と挙げられているが、その中
で無線マルチホップ方式を主に使い、場所によっては他の方式をとるということか?
 →そうだ。
無線マルチホップ方式は、無線で各戸からの情報を図にあるコンセントレーターで集めて、中
央のサーバーに送るということか?コンセントレーターの設置はどのくらいの範囲か?
 →原案では、500軒あたりに1台、電柱の上にコンセントレーターという集約装置を置き、そこに
情報を集約して中央のサーバーに送ることを考えている。

コンセントレーターを介さず、直接中央サーバーに送ることはできないのか?
 →そうすると、スマートメーターが強い電波を出さないといけないとか、コストが高いという問題が
ある。電波の免許も限られるので難しい。スマートメーターに携帯電話のような機能を持たせれば、
携帯局を使うことができるが、コストは高くなる。

無線ではなく既存の電線を使って送信する方式はどうなのか?
 →こちらも、コンセントレーターを電柱の上などに設置する必要はあり、そこで集約して送ることに
なるが、既存の電線を大量の情報が流れるのは通信速度の面でも問題があり技術的に不可能。メ
ーカーに提示したが、どのメーカーからも具体的な提案がない。変電所までは送ることができると
いう。
そこから東電の既存のネットワークを使うとか、他社のネットワークを使えないのか?
 →それは可能。
カルフォルニアでスマートメーターによる電磁波が問題になっている。誰もが電磁波過敏症等を
発症する可能性もあり、既にスマートフォンなど出力の大きい電波に囲まれているので、特に子ど
もたちへの影響を考えたら少しでも電磁波から遠ざけるべきなので無線でない方式を望む。
 →カルフォルニアで反対運動があったり調査が行われていることは認識している。総務省の基準
に基づき対応し、ものができれば実験も行う。聞いているところでは、カルフォルニアで使用されて
いるスマートメーターの電波は出力が大きいという。弊社でいま、考えている方式はカルフォルニ
アのものの1/50の弱い電波であり、携帯電話より弱い電波である。

【このように情報を集めるためにコンタクトすることは必要だが、この意見募集にそのまま反対意見
を述べたところで、彼らはそれを推進のための情報にするだけだろう。このような意見募集をする
資格があるのかどうかを、問いたいところだ。】


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