がうす通信第32号(1998/08/15)

ひろがるネットワーク全国大会IN神戸 開催 7/4〜5
高圧線問題全国ネットワーク98全国大会IN神戸宣言


ひろがるネットワーク 
全国大会IN神戸 開催 7/4〜5

 今年のガウスネット・全国大会は神戸で7月4日と5日の2日間にわたって開催され、初日の会場となった兵庫県私学会館には日本全国から220名が集まり、講演と報告、そして分科会と熱気のあふれる討議が行なわれた。
 今回は関西地方では初めての開催となり、神戸市で携帯電話タワーに対する反対運動を続けている神陵台の自治会の方々、大阪府の能勢町で50万ボルト高圧線建設に反対しているグループなどがこぞって参加、北は札幌の変電所に反対する西藤野町内会、南は四国・徳島、九州・福岡などの携帯電話基地局に反対する住民運動の代表者の参加もあった。
 当日配布された「団体活動報告集」には35団体が名前を連ねている。
 講演では京都大学工学部の荻野晃也博士が最近の日米の研究状況などを報告、特に米国立環境衛生研究所での「可能性あり」報告の意味や、携帯電話で血圧上昇、といった報告などについて詳しく話された。もうひとかた、神奈川の開業医である三好基晴氏が電磁波過敏症の症例などを紹介し、身近な電磁波問題についても触れられた。
 3つの分科会で@高圧送電線A携帯電話塔B電磁波問題入門講座、のそれぞれに人数がちょうど3等分され、60〜70名が運動情報を交換しあった。盛況のため遠方からの出席者には十分な発言の時間がないほどであった。
 『大会宣言』は翌日のガウスネット総会にて討議され手直しの上採択された。
 今回は特に、関西にも電磁波問題のネットワークを作ろうとの計画から出発しており、この大会の参加者から多くが新しいグループに参加してくれることを期待されている。8月8日には全国大会の最後の実行委員会が神戸学生青年センターで開催され、今後の関西地域での活動の相談を行うことになっている。


高圧線問題全国ネットワーク
98全国大会IN神戸宣言

 電力の100万ボルト線共有地にかけた強制収用、その陰で行なわれた陰険なる反対運動つぶしや悪質な手段による「電磁波無害PR」、各地で住民の反対を無視した建設強行も相変わらずである。
 民間会社が善良な住民を裁判に訴えるというような行為さえ横行している。「反対運動を続けると損害賠償請求をする」というような脅しも行なわれているのは怒りを通り越しあきれるばかりである。
 郵政省は「無用な混乱・不安を防止するための啓発活動と十分な周知期間」というがこの「混乱」こそが実は有用なのである。この事実隠しを公然宣言するような考え方には根本的な問題があり、混乱の助長を招くことになる。
 監督官庁は住民の意志を確認するべきである。「法に反していなければ建築を認可せざるを得ない。」などと言ってはならない。「住民の合意があるまでは認可はしない」と宣言していただきたい。
 高圧送電線や携帯電話の鉄塔が子どもの施設の真上や近くに建てられることが目に付くが、許されないことである。住居の近くでも、意に反して建てられるいわれは全くない。私たちは、増え続ける電磁波公害発生に歯止めをかけるために「混乱」を恐れない。そして業者が盛んに確立しようとしている公共性という御旗は使用を許さない。そして以下の行動宣言をここで合意した。

  1. 私たちは業者の横暴は絶対に許さず、真実を明らかにするために、事業者やそれを後押しする官庁による事実隠しと闘う。
  2. 電力施設、携帯電話基地局などは、他の公害発生施設の建設も含めて、建設は住民の合意が必須条件である。従ってこれを明文化した法制度の確立をめざす。
  3. 安全性が証明されないままの携帯電話に公共性はない!

以上、本大会は総意として宣言する。
1998年7月4日

高圧線問題全国ネットワーク 全国大会IN神戸参加者一同