がうす通信第35号(1999/02/20)

電力流通設備は高すぎ 米電力の5倍のコスト
【和歌山】「建設中止」意見書、NTT中継塔で和歌山市議会が請願を採択


電力流通設備は高すぎ 米電力の5倍のコスト
通産省の検討委員会・中間報告書

 日本の電力料金は高い。それは、送電線や変電所に金がかかりすぎているからだ。このことを通産省でも問題にしている。学者や電力業者などを含めたメンバーにより「電力流設備検討小委員会」が開催されていて、その中間報告書によると、「わが国の電気料金は諸外国と比較すると割高となっており、産業の競争力に影響を与えている・・・(中略)。」特に流通コストについては「電力コストに占める割合が高く(日本:約2割、米国:約1割)、かつ米国の約5倍となっている」として、その対策が検討されている。
 しかしこの検討委員19人には主婦連が1名、学者が3名などの他は電力会社から4人などほとんど業界関係者で占められている。グラフのようにコスト高の要因を分析しているが、電力会社の言い訳の感が強く、その差の不明なものが20%、4,700億円もある


【和歌山】「建設中止」意見書、
NTT中継塔で和歌山市議会が請願を採択

 和歌山市小松原では98年10月、NTTドコモ関西(株)が住民への説明なしに携帯電話中継塔の建設を開始、近隣住民の抗議により、11月に工事が一時中断された。
付近は民家、アパート、マンションが密集し、幼稚園、保育園や小学校などの教育施設も多く、病院、医院も存在している。
 住民は「携帯電話中継塔による健康被害を心配する地域住民の会」を作り、郵政大臣や市議会宛の署名活動などを展開した。署名は7,500名に達し、市議会では「NTTドコモ関西の小松原無線局建設に伴う健康被害を懸念し、合意を得るまで建設中止を求める請願」が15名の紹介議員によって議会に諮られ、12月18日採択された。
【請願の趣旨】
NTTドコモ関西(株)小松原無線中継局建設については、周辺住民と十分話し合いの上、合意を得るまで建設を中止するよう、市当局から近畿電気通信監理局初め各関係事業者に対し、積極的に働きかけるべく貴議会より求めていただきたい。