がうす通信第48号(2001/04/15)

【イタリア】環境相「バチカン放送出力下げよ!」最後通告を法王庁拒否
【英】高圧線で発がん認める!国立放射線防護委員会 ド−ル委員長


【イタリア】環境相「バチカン放送出力下げよ!」最後通告を法王庁拒否

 【BBCニュ−ス3月16日、17日などより、朝日新聞3月19日】  
 イタリアのボルドン環境相は、バチカン放送局が電磁波公害規正法を侵しているので送 電を停止する、と警告した。1950年代に送信機がロ−マの北30キロメ−トルほどにあるサンタマリアに建設さ れたころには人はまばらにしか住んでいなかった。しかし現在は10万人がそこに住んで おり、近頃は電気製品が故障したなどの苦情も多くガン発生も異常に高くなっているとい う主張もあった。放送局の近くに住んでいる人々は白血病を含む一連の健康問題に抗議してきた。ボルドン環境相は電磁波汚染を断ち切るために15日間の期限をつけ、3月16日法王庁が出力を下げないなら送電を停止すると最後通告した。バチカン側は脅しは容認できない、とこれを拒否している。バチカンはイタリアの法により、18V/mから6V/mに減少させるよう命じられたが、放送局は治外法権であるとも考えられる。「これは異状な決定であり、送電を停止しなくてもすむように望んでいる」とボルドン氏 はレポ−タ−に語った。「ラ・レパブリカ」紙はラツィオの公立の保健当局からの図表を引用、送信機の近くに住む子供たちは他の地域より白血病が6倍にもなっていると書いている。バチカン市国は、イタリアとの1929年の条約により独立国家として認められており、イタリアの法に従う必要はないと主張した。しかしボルドン氏は放送局は地方の人々にリスクを負わせているのだから、これに対しての働きかけは法的に可能である、健康の問題に治外法権はない、と語った。バチカン市国は電磁波と病気の関連を示すいかなる科学的な根拠もないと言い切った。また放送局の「電気の供給を止めるという脅しには驚かされる。論争に決着つけるに「穏やかな雰囲気」が必要だが、それを損なうものだ」と語った。周辺住民の訴えによりバチカン放送局の幹部3人が起訴され法的な訴訟手続きが19日 にロ−マで始まることになっていたが、9月まで延期された。


【英】高圧線で発がん認める!国立放射線防護委員会 ド−ル委員長

【3月4日サンデータイムズ】
 高圧線の発ガン性が初めて公式に認められた。研究は病気の犠牲者を出すリスクが小さいながら有意の増加を示している。
タバコと肺がんの間の関連を1960年代に発見した疫学者リチャード・ドール卿が今週、高圧送電線の近くに住む子どもの白血病の危険性が増加することを警告するだろう。
 ニュースの原文はサンデータイムズのサイトで見ることができます。
 また関連して裁判のニュースも出ています。